徳島大学国際連携教育開発センター 徳島大学
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連携担当教員情報
国際連携教育開発センター
教員紹介

Center for International
Cooperation in Engineering Education

任 福継
REN Fuji
徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 教授

感性コンピュータおよび感性情報処理、多言語多機能多メディア知的システムに関する研究を行っている

「多言語、多機能、多メディア知的システム」
Multi-lingual,Multi-function,Multi-media

----研究内容について

我々の研究室では、人間が知識を利用する際のメカニズムを明らかにし、将来的にコンピュータに人間のような知能を持たせる研究を行っています。

具体的には、多言語(Multi-lingual)、多機能(Multi-function)、多メディア(Multi-media)知的システムをメイントピックスとしています。多言語とは、たとえば、今私が日本語で喋っていることをコンピュータを利用して英語や中国語等に自動的に翻訳する技術です。多機能とは、コンピュータのメモリを効率よく使用するために、単機能のソフトウェアを複数用いるのではなく、あらかじめ多機能を組み込んだソフトウェアを作成しようということです。また、多メディアはテキストのみならず、映像、ビデオなどの複数のメディアにおける処理についての研究を行っています。

最近我々が立ち上げているのは、感性情報処理というものです。これは人工知能の次に発展する研究トピックだと思います。なぜなら、人間は、言葉の内容だけではなく、身振り等を交えて総合的に情報を伝えていますが、コンピュータはそういった人間の感情を理解することができないからです。ですので、我々はまず人間の感性、感情、たとえば喋っている時に人はどんな感情を持っているのか、を認識しようとしています。将来的にコンピュータで自動的に、今は嬉しいだとか悲しいだとかの人間の状態を認識する方法をいくつか研究しています。

我々の研究室では、これらの技術研究を進めることで、将来的に我々が安心して暮らすことのできる心豊かな社会を目指しています。留学生も多いため、多言語を主として、将来的に世界へ色々発信できるような新しい研究室にしていきたいと考えています。

「研究を始めてからが本当の大学生」
The university students must do research

学生に伝えたいこと----

情報またはコンピュータ分野の研究生・学生の場合、できれば修士課程に入ってほしいというのが我々の考え方です。

従来は学部を卒業するだけでも役に立つことはありましたが、現状は違います。日本の大学では4年生になり研究を始めてからが本当の大学生であると考えています。特に将来、研究・開発を目指す学生にとっては、大学院に入って、可能であれば博士課程後期まで頑張って欲しいと思います。

日本の大学は博士課程後期の規模が小さいですが、日本はこれから、コンピュータ関係の高い技術を持った人材、そして国際的な場でも活躍できる人材を育てなければならないと思います。アメリカは勿論中国やインドなどでも、同じように力を入れているので、学部生・院生から優秀な修了生を出さなければ、競走に勝てないでしょう。

頑張る気のある人、夢がある人は、大学院に入ったほうがいい。短期的に見ると学費がかかったり、就職が遅くなるけれども、長期的に見ると、社会に入ってからの福利厚生がよいと思います。先端的な研究、総合的な人材は重要ですので、研究者を目指す若者は、大学院に入って、色々チャレンジして、自分を大きくするとよいでしょう。

すでに院生の人たちは、日本国内にとどまらず、国際的に活動して欲しいです。科学研究では、“国内No.1“は意味がありません。研究型大学では国際化を行わなければ発展はできないでしょう。

「学生みずから海外との交流を希望してほしい」
I hope students volunteer international exchanges

----大学の国際化について

現在の大学は国内でいくら努力しても発展できないようになっているので、必ず国際的なレベルでしなければいけないし、学生や教員も国際的な活動が出来ないといけません。

今の社会でも、国際的な知識がなければ活躍できません。本心は学生から海外への交流を希望して欲しいです。我々の研究室では、約60人のうち約半数は留学生ですから、おのずと外国の考え方や問題の見つけ方、解決能力が我々の教育と融合して、国際的な活躍が期待できると思います。

また日本人学生も、自然と留学生と交流が出来るので同様の期待が出来ます。国際化には色々問題もあります。留学生が増えすぎても問題があります。たとえばコミュニケーションについて、従来あまり重視されてきませんでした。

これを解決する為に、我々の研究室では餃子パーティやボーリング大会等を企画して、互いに交流する場を作り、日常からコミュニケーションの意識を向上させて、現在は良い状態になっています。また我々の研究室では、昨年9月国際会議の出席機会を利用し、46名の教員と学生が北京郵電大学、西安交通大学を訪問し、いろいろな交流活動を行いました。結果、極めて良い評価、良い効果を得られました。大学の国際化は他の大学でも行っていますが、まずは留学生、そして、海外の友好・交流大学との教員・学生の交流は重要ですので、これからも続けていきます。

1959年生まれ。北海道大学大学院工学研究科電子専攻博士後期修了。工学博士。2001年より徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 教授。

Field of Study

Language Understanding and Commnication

keyword

Natural Language Processing, Knowledge Engineering, Sentience Computer, Machine Translation, Machine-Aided English Writing, Automatic Abstracting, Dialogue machine translation, Information Retrieval


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